シャキール・オニールが語るドラフト秘話:NBAコミッショナーとの特別な会話
NBAレジェンド、シャキール・オニールがドラフト前に交わしたコミッショナーとの特別な会話を暴露。温かい場所でのプレーを選んだ理由とは?

シャキール・オニールのドラフト秘話
1992年のNBAドラフト前に、シャキール・オニールは当時のNBAコミッショナー、デイビッド・スターンと特別な会話を交わしていました。シャックはその時の会話を最近のインタビューで明かしました。
「彼は俺にだけ聞こえるくらいの大きさで『君は寒い場所と温かい場所、どっちでプレーしたい?』と聞いてきた。そこで俺は『温かいところ!』と返答した。すると彼も俺も笑みを浮かべた」とシャックは語りました。
この会話の後、ドラフトではミネソタが3位、シャーロットが2位、そして1位がオーランド・マジックとなりました。フロリダの温かい気候がシャックの選択に影響を与えたのです。
陰謀論の可能性
シャックはこの出来事について、陰謀論が存在することを示唆しました。「俺だって陰謀論なんて言葉は使いたくないが、あれ(ドラフトロッタリー)がどうやって展開されたのかを考えるとすごく興味深いね」と述べました。
NBAドラフトは運とタイミングが明暗を分けるイベントですが、2019年のロッタリーシステム変更後は、最下位チームが3年連続でトップ3指名権を逃していることから、その仕組みに対する疑問が浮上しています。
シャックのキャリアと影響
シャキール・オニールは、216cm・147kgのビッグマンとしてNBAに衝撃を与えました。リングを破壊するほどの超人的なパワーとスター性で、トップ指名が有力視されていました。彼のキャリアは、NBAの歴史に大きな影響を残しました。
結論
シャックが体験した“陰謀論”は真実なのか。NBAが世界最高峰のプロバスケットボールリーグであると同時に、極上のエンターテインメントを提供していることを考えると、その可能性はゼロとは言い切れないでしょう。
文●秋山裕之(フリーライター)