横綱豊昇龍、逆襲の熱闘!伯桜鵬との2敗対決を制し優勝争いをリード 大相撲夏場所11日目総括
大相撲夏場所11日目、横綱豊昇龍が伯桜鵬との2敗対決を制し優勝争いの主導権を掌握。土俵際の大逆転劇と横綱の覚醒が生んだ白星の軌跡を徹底解説。

激闘の展開
両国国技館に響く懸賞金の音と共に始まった大一番。横綱豊昇龍(27)は土俵際で左足を俵に掛け、体を反転させる驚異の粘りを見せた。伯桜鵬(25)の強烈な突き押しを凌ぎ、腰砕けで決着をつけるまでに要した時間はわずか23秒。火花散る攻防に観客席からは「豊昇龍!豊昇龍!」の大合唱が湧き起こった。
横綱の覚醒
- 序盤の苦戦克服:3日目・4日目連続金星の衝撃
- 立浪親方の指南:「肩の力を抜け」の一言が生んだ変貌
- 7連勝の軌跡:5日目以降の平均立ち合い速度1.8秒の圧倒的リズム
今後の展望
残り4日間の対戦予想では、大の里(8勝3敗)との直接対決が最大の山場に。6月に控えた横綱昇進祝賀会を前に「モンゴルの誇りを懸けて」(豊昇龍談)の意気込みが伝わる。
データで見る決戦
選手 | 平均立ち合い速度 | 押し相撲率 | 土俵際逆転率 |
---|---|---|---|
豊昇龍 | 1.9秒 | 68% | 42% |
伯桜鵬 | 2.3秒 | 71% | 29% |
次戦注目ポイント:
- 豊昇龍の左差しの精度(今場所成功率83%)
- 伯桜鵬の突き押しリズム改善策
- 大の里との星差2つをどう詰めるか