【NBAプレーオフ】サンダーの鉄壁ディフェンスが勝利の鍵!ジェイレン・ウィリアムズが語るチーム戦略
NBAプレーオフでサンダーが鉄壁のディフェンスで勝利を収めた。ジェイレン・ウィリアムズがチーム戦略とディフェンスの重要性を語る。

サンダーの堅守が勝利を導く
2025年5月20日、西カンファレンスファイナルの第1戦が行われ、サンダーがティンバーウルブズを114-88の大差で下した。前半はサンダーのシュート成功率が低く、特にシェイ・ギルジャス・アレクサンダーとジェイレン・ウィリアムズの2人が21本中4本しか成功しなかった。しかし、粘り強いディフェンスでウルブズにイージーな得点機会を与えず、前半を44-48の僅差で終えた。
第3クォーターの爆発
第3クォーターでは、サンダーのオフェンスが爆発。シェイとウィリアムズの2人で15本中9本成功の21得点を挙げ、チーム全体でも21本中13本成功と高確率でシュートを決め、32-18のビッグクォーターを作り出して一気に逆転。ウルブズに攻め手を見いださせず、そのままリードを広げて快勝を収めた。
ディフェンスの重要性
勝利の鍵はディフェンスにあった。特にアンソニー・エドワーズにフィールドゴールを13本しか打たせず、成功5本の18得点に抑えた。アレックス・カルーソが先のナゲッツ戦でニコラ・ヨキッチを抑えたのと同様に、執拗なディフェンスを見せたが、一人で守ったのではなくチームディフェンスを徹底し、自由を与えなかったのが大きい。
ジェイレン・ウィリアムズの活躍
ジェイレン・ウィリアムズは33分の出場で19得点8リバウンド5アシスト5スティールを記録。多くのスティールを記録したが、「ハードに戦い、ゲームプランを遂行する。スティールを狙うのではなく、毎回正しい位置にいて、相手のオフェンスを難しくすることが大切だ」と語った。
ディフェンスの安定感
前半はウルブズのジャンプシュートが当たり、サンダーの得点は伸びなかったが、後半は一転してシュートがよく決まった。ウィリアムズは「バスケでは常に完璧なシュートが打てるわけじゃない。僕たちが意識すべきはディフェンスの安定感で、それができていれば相手のターンオーバーなどでイージーな得点へと繋げられる」と強調した。
ランの重要性
相手のバスケを研究し、対策し合うプレーオフのバスケでは、ディフェンスが強調されて得点が伸び悩む試合展開が多くなる。その中で流れをつかんで勝利するためにウィリアムズが重視するのはラン、つまり連続得点だ。「ランの重要性はすごく大きくなっていて、6-0のランが12-0のランのように感じる」と語った。
シュートに当たりが来ることはあっても、ディフェンスで相手を止め、リバウンドを制することができなければランは生まれない。その流れを生み出すにはゲームプランを忠実に遂行し、チームディフェンスを機能させてオフェンスへと繋げることが重要だ。