2025年6月1日、第92回日本ダービー（G1・東京・芝2400メートル）が開催され、斉藤崇師が調教師として初めてのダービー勝利を飾りました。騎手の北村友一とともに、クロワデュノールが皐月賞の無念を晴らし、見事にダービートレーナーの称号を手にしました。

レースのハイライト

残り300メートルでクロワデュノールが先頭に立つと、斉藤師は皐月賞での悪夢がよぎったと語りました。しかし、その不安は一瞬で消え、持続する末脚に勝利を確信。「もう大丈夫」と安堵の表情でダービー馬になる瞬間を見届けました。

斉藤師のコメント

「もう本当に良かったです。ほっとしたというのが第一です」と斉藤師は語りました。皐月賞では期待に応えられなかったものの、今回も1番人気としてファンの期待に応え、連敗を避けることができました。

馬の状態と戦略

皐月賞よりも状態が良く、パドックの段階でさらに自信が深まったと斉藤師は述べました。「これだけのお客さんがいたのに落ち着いていましたし、馬の精神力が強い。何の不安もないと思いました」と祭典ムードに気後れすることなく、堂々たる様子で周回する姿は、師に安心感を植え付けました。

今後の展望

4度目のダービー挑戦で初制覇を果たした斉藤師は、さらなる高みを見据えています。「もっともっと良くなる馬だと思っています」と語り、クロワデュノールがG14勝クロノジェネシスを超える可能性にも期待を寄せています。

この勝利は、斉藤崇師と北村友一騎手にとって特別な瞬間となりました。今後の活躍にも期待が高まります。