サンダーとペイサーズの戦術比較

2025年のNBAファイナルは、オクラホマシティ・サンダーとインディアナ・ペイサーズの対決となりました。両チームとも2年前にはプレーオフにも出場していませんでしたが、継続的なチーム構築と独自の戦術で一気に頂点を目指しています。

オフェンスとディフェンスの特徴

ペイサーズはオフェンスに強みを持ち、特にタイリース・ハリバートンのアシスト能力がチームを牽引しています。一方、サンダーはディフェンスに強く、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーの得点力がチームの核となっています。

アシストとターンオーバー

アシストとターンオーバーの比率では、サンダーが2.29で1位、ペイサーズが2.22で2位と、両チームともパスゲームから得点を奪いながらミスが少ないのが特徴です。サンダーはスティールから速攻を決めることが多く、ペイサーズはトランジションでのパスワークが優れています。

運動量とディフェンス

1試合当たりの走行距離では、ペイサーズが19.1マイルで2位、サンダーは18.5マイルで16位と、意外にもサンダーは走っていません。これは、サンダーの強烈なディフェンスが相手のパスワークを封じ込め、長い距離を走る必要がないためです。

ミドルシュートとリバウンド

現代バスケでは非効率とされるミドルシュートですが、両チームとも3ポイントシュートにこだわらずに打つ傾向があります。リバウンド奪取率では、サンダーが49.6％で19位、ペイサーズが48.3％で28位と、両チームともリバウンドに弱点があります。

今後の戦術トレンド

両チームがどのような戦いを見せるのか、また今後の戦術トレンドにどのような影響を与えるか、注目したいNBAファイナルです。