鈴木彩艶のセリエAでの活躍

22歳の日本人GK鈴木彩艶は、今シーズンセリエAのパルマで見事なパフォーマンスを披露しました。昇格組のパルマに加入し、出場停止の1試合を除くリーグ戦37試合に先発出場。GKへの目が厳しいイタリアで、リーグ有数のニューフェイスとして称賛されました。

欧州トップクラブからの関心

鈴木の活躍は、欧州のトップクラブからも注目を集めています。特に、アントニオ・コンテ監督率いるナポリが来季の補強候補として鈴木を注視していると報じられています。『Radio Kiss Kiss Napoli』によると、「パルマでハイレベルなシーズンを過ごし、守備陣に大きく貢献した。彼のパフォーマンスは見過ごされることなく、実際にナポリが来季への補強の可能性として日本人守護神を注視し始めたようだ」とされています。

バイエルンやプレミアリーグクラブも視察

ナポリだけでなく、バイエルンやプレミアリーグの複数クラブも鈴木に関心を示しています。一部情報筋によると、バイエルンとプレミアの2クラブが注意深く鈴木のパフォーマンスをチェックしているとのことです。しかし、パルマは1月の移籍市場で鈴木を手放すつもりはないと明確にしています。

今後の展望

ナポリは正守護神のアレックス・メレトと契約延長に動いているものの、将来を見据えてレギュラー候補となる新GKを探していると言われています。これは、インテルがサミル・ハンダノビッチの後継者としてアンドレ・オナナを獲得したのと似たパターンです。

鈴木も同様のかたちで飛躍の可能性を求めるのか、それともセリエA残留を果たしたパルマでもう一年続けるのか、あるいはレギュラーとして別のクラブに移籍するのか。前途有望なだけに、この夏の決断に注目が集まっています。