【東北大会】仙台育英のドラフト候補3人衆が目指す頂点!高田庵冬の走攻守を徹底分析

2025年春季高校野球東北大会を前に、仙台育英のドラフト候補3人衆に焦点を当て、特に高田庵冬の走攻守を徹底分析します。

仙台育英のドラフト候補3人衆

2025年春季高校野球東北大会が10日に開幕します。東北6県版では、注目の出場校や選手を全4回にわたり紹介します。第1回は仙台育英(宮城)の3選手です。最速145キロの左腕、エース吉川陽大投手(3年)を筆頭とする「投手王国」が勝利の鍵を握ります。打線をけん引するのは4番川尻結大捕手、大型スラッガー高田庵冬内野手(いずれも3年)です。

高田庵冬のロマン砲

183センチ、90キロと恵まれた体格の高田は、今春宮城大会までに高校通算28本塁打を記録しています。「バッティングは自分の取り柄であり、ずっと自信を持っています」と話す高田。昨秋宮城大会では両翼100メートルの球場で左越えに場外本塁打を放ち、須江航監督(42)も「長打力に関しては、歴代で1番」と絶賛しています。

走攻守の3拍子

高田には足と肩もあります。小学生の時に走り方の基礎を学ぶ「ランニング・ドリル」を採用し、50メートル走は6・1秒。今春宮城大会では、スタメン3試合で6つの盗塁を決めました。さらに、遠投は中学引退時で105メートル。走攻守の3拍子がそろうスラッガーです。

努力家としての高田

昨秋までは主に一塁手だった高田ですが、今春は三塁手で出場。激しいチーム内競争を制し、スタメンをつかみました。もともと経験はあったものの、本格練習は昨年11月から開始。「自分には技術がないので、とにかくノックで数をこなして差を埋めました」と語ります。1日通して練習する日は、午前8時から午後1時までの間はひたすら守備練習に励みました。自主練習では基礎から見直し、捕球時の低さにこだわり、柔軟性を取り入れることで、長身をものともしない足さばきを実現しました。

今後の課題

今後の課題は打撃面での「確実性」です。「甘い球をファウルにしてしまったり、捉えきれないところがあります」と高田。現在は打撃練習から本番を想定し、「1球に意識を集中してファウルにしない、確実に捉えるようにしています」としっかりと向き合っています。憧れのプロの世界で活躍するために、さらに走攻守を極めるつもりです。

高田庵冬のプロフィール

  • 生年月日:2007年12月12日
  • 出身地:滋賀県彦根市
  • 身長・体重:183センチ、90キロ
  • 投打:右投げ右打ち
  • 50メートル走:6・1秒
  • 好きな野球選手:巨人岡本和真

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