元横綱・白鵬が日本相撲協会を退職、新たな夢へ挑戦
元横綱・白鵬が日本相撲協会を退職し、新たな夢に向かって進むことを発表。相撲の魅力を世界に広げるプロジェクトを計画。

元横綱の白鵬さんが9日、会見に出席し、日本相撲協会を退職した理由を説明しました。
退職の理由
白鵬さんは、「相撲に愛され相撲を愛した25年でありました。私、白鵬翔は日本相撲協会を退職し、新たな夢に向かって進み出すことをみなさまにお伝えします」と述べました。
退職の引き金となったのは、引退後に自身が継承した宮城野部屋で昨年明らかになった弟子の暴行問題です。白鵬さんは「弟子を守ることが出来なかった。私がその責任を重く受け止めております」と謝罪しました。
処分と部屋の閉鎖
監督責任を問われた白鵬さんは2階級降格と報酬減額の処分を受け、宮城野部屋は事実上の閉鎖となりました。その後、伊勢ヶ濱部屋に移り、白鵬さんは部屋付き親方として指導にあたっていました。
照ノ富士の襲名
この日、伊勢ヶ濱部屋にも動きがあり、元横綱の照ノ富士さんが伊勢ヶ濱を襲名し、部屋を継承しました。照ノ富士さんは同じくモンゴル出身で白鵬さんより年下です。この決定が退職に影響したか尋ねると、白鵬さんは「本当に後輩としてよく頑張ってくれました。照ノ富士の下(で指導すること)は嫌というのは全くありません」と否定しました。
今後の目標
今後については、「相撲を世界に広げていくプロジェクトを中心に活動していきたいと考えています。日本のみならず世界中より多くの人たちに相撲の魅力を広げる“世界相撲グランドスラム”の構想のもと視野を広げてまいります」と目標を語り、今後はプロジェクトを運営する新会社を設立し、代表に就任予定と明かしました。