リッチー・モウンガのラグビー哲学:小さな積み重ねが大きな勝利を生む
リッチー・モウンガが語る、ラグビーでの成功の秘訣。小さな努力の積み重ねが大きな勝利を生むことを強調。

リッチー・モウンガは、ジャパンラグビーリーグワン1部で2連覇を達成した東芝ブレイブルーパス東京の中心選手として、厳しい状況の中でも輝かしい活躍を見せました。準決勝で右手を骨折したにもかかわらず、約1週間後のファイナルに強行出場し、チームの勝利に大きく貢献しました。
東京・国立競技場での頂上決戦では、前半8分に先制トライを挙げ、後半7分にはスコアに繋がる好ランを披露しました。総じて好配球を貫き、クボタスピアーズ船橋・東京ベイを18-13で下しました。優勝に喜んだうえ、個人でも2シーズン連続でMVPに輝きました。
「これを目指して1年間やってきた。素晴らしいチームメイト、コーチたちに支えられました」とモウンガは笑顔で語りました。彼は、毎年の頂点を目指すことが保証されているわけではないと強調し、素晴らしいことを実現したので、それにふさわしいお祝いをしなければならないと述べました。
モウンガは、ニュージーランド代表で56キャップを持つ31歳のベテラン選手です。来日前の2023年まで母国で所属していたクルセイダーズでも、スーパーラグビー7連覇を果たしています。ブレイブルーパスが勝ち続けるにあたり、NO8で船頭役のリーチはモウンガの経験値に助けられたと話しています。
モウンガが仲間に伝えてきたことは、何かを成し遂げたい時は決勝などの目標だけを見るのではなく、その手前にある細かいこと——ひとつのキャリー、ひとつのクリーンアウトなど——をどれだけ正確に遂行し続けていけるかが大事だということです。常に自分たちにとっての基本に立ち返ることで、チームプレーの水準を保てたのだろうと語りました。
身長176センチ、体重83キロの得難きプレーメーカーは、「小さなこと(地道な積み重ね)が、大きな成功に繋がる」とも語りました。彼の言葉は、ラグビーだけでなく、人生においても重要な教訓を与えてくれます。