45歳の挑戦続く ヴィーナス・ウィリアムズ、ワシントン大会2回戦で第5シードにストレート敗退 ~ベテランの闘志と次なる戦い~
45歳のテニスレジェンド、ヴィーナス・ウィリアムズがMubadala City Open2回戦で第5シードのフレッチにストレートで敗退。ベスト8進出はならなかったものの、1年4ヵ月ぶりの復帰戦で見せた闘志に会場から温かい拍手が送られた。今後の活躍に期待が集まる。

ベテランの意地を見せた復帰戦
ヴィーナス・ウィリアムズ(アメリカ)は7月24日、Mubadala City Open(WTA500/ハード)2回戦で第5シードのマグダレナ・フレッチ(ポーランド)に2-6, 2-6で敗れた。試合時間1時間13分のストレート負けとなったが、45歳のベテランはコートを去る際、観客席から湧き上がるスタンディングオベーションに笑顔で応えた。
主要スタッツ
- ダブルフォルト:5本(ヴィーナス) vs 1本(フレッチ)
- ブレークポイント獲得率:17%(1/6)
- サービスゲーム勝率:39%(ヴィーナス) vs 68%(フレッチ)
歴史的復帰の軌跡
1回戦では世界ランク35位のペイトン・スターンズを6-3, 6-4で下し、実に2年ぶりのツアー勝利を記録。2018年以降で最年長勝利記録を更新する快挙を達成していた。
技術的課題が表面化
フレッチ戦では第2サーブ成功率が52%に低下し、リターン時の深さ不足が指摘された。特に第2セット3-2の重要ゲームで連続ダブルフォルトを献上するなど、体力面の限界が垣間見える展開に。
「彼女の存在そのものがテニス界の財産」- 現地解説者
次戦展望
フレッチは準々決勝で第3シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦。ルバキナは前戦でカナダのエムボコを6-2, 6-3で圧倒しており、今大会優勝候補筆頭との評価が強まっている。
レジェンドの今後
ヴィーナスは記者会見で「まだ燃えているわ。この拍手が全てを物語る」とコメント。次戦は8月のモントリオール大会出場が予定されており、46歳でのツアー優勝という未踏の記録への挑戦が続く。