デトロイト・ピストンズの躍進

昨季、デトロイト・ピストンズはイースタン・カンファレンスで6位となる44勝38敗を記録し、6年ぶりのプレーオフ出場を果たしました。これは、過去5シーズンで25勝未満、勝率30％以下に低迷していたチームにとっては予想外の大躍進でした。特に、昨季はNBA歴代ワースト記録となる28連敗を喫し、リーグワーストの14勝68敗と泥沼に沈んでいたことから、この躍進は大きな驚きをもたらしました。

若手スターの活躍

この躍進の中心にいたのが、23歳のジェイデン・アイビーと21歳のジェイレン・デューレンです。アイビーは昨季、平均17.6点、4.1リバウンド、4.0アシスト、3ポイント成功率40.9％と自己最高のシーズンを送っていましたが、元日の試合で左足の腓骨を骨折し、手術を受けて残り試合を全休しました。一方、デューレンも昨季、若手ながら重要な役割を果たし、チームの中心選手として成長を遂げました。

新たな契約に期待

ピストンズのフロントは、アイビーとデューレンとの延長契約を検討しており、「デトロイトに長期間いてくれることを望んでいる」と述べています。この2人の若手スターが新たな契約を結ぶことで、チームの未来がさらに明るくなることでしょう。

来季の展望

来季のピストンズは、カニングハムを中心に攻守両面で機能し、プレーオフ復帰を果たした昨季の勢いをそのままに、さらに上位を目指すことが期待されています。また、FA戦線でキャリス・ルバートやダンカン・ロビンソンを獲得し、ウイングを補強したことで、戦力の維持と強化に成功しました。

ロスターの現状

現時点で本契約が13名、2WAY契約が2名と、まだロスターには空きがあります。年俸総額は約1億6581万ドルで、ラグジュアリータックスが課されるタックスレベル（1億8789万ドル）未満にいるため、開幕までにあと数人加える可能性があります。

まとめ

デトロイト・ピストンズは、若手スターの活躍と新たな契約に期待がかかっています。昨季の躍進を踏まえ、来季はさらに上位を目指すことが期待されるチームです。