リバプールの運命を変えた「伝説のゴール」

2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ最終節、リバプールは本拠地アンフィールドでオリンピアコスと対戦。0-1のビハインドから3点を奪わなければならない絶望的な状況に追い込まれた。しかし、スティーブン・ジェラードの劇的なゴールがチームの運命を変えた。

ジェラードの決定的瞬間

試合は後半アディショナルタイムに突入し、リバプールは2-1と逆転していたが、まだ1点が必要だった。その時、ジェラードが左側からバウンドしてきたボールを右足でダイレクトボレー。ゴール右へと突き刺した。このゴールは、後に「伝説のゴール」として語り継がれることとなる。

ヒーピア氏の証言

元リバプールDFサミ・ヒーピア氏は、このゴールについて「あの局面では誰にもできないだろう。まさに伝説のゴールだと思っている」と語っている。ヒーピア氏は、ジェラードの右足を「黄金」と称賛し、このゴールがリバプールのCL制覇への礎となったと振り返る。

リバプールの歴史的勝利

このゴールにより、リバプールは決勝トーナメント進出を決め、後に“イスタンブールの奇跡”として知られるCL優勝を成し遂げた。ジェラードのゴールは、チームの価値を大幅に高め、名だたるビッグネームが加入するきっかけとなった。

ジェラードとトーレスのコンビネーション

ヒーピア氏は、ジェラードが最も楽しそうだったのはフェルナンド・トーレスがリバプールに加入した時だと回想。ジェラードとトーレスの相性抜群のコンビネーションは、リバプールファンにとって忘れられないロマンとなった。

この「伝説のゴール」は、リバプールの歴史に深く刻まれ、今でもファンの間で語り継がれている。