猛暑対策で試合中断!小学生野球大会の新たな挑戦と選手たちの本音
小学生野球大会での猛暑対策として試合中断が導入され、選手たちの健康を守る一方で試合の流れに影響を与える本音を探る。


猛暑対策で試合中断が導入
2025年8月に新潟で開催された「高円宮賜杯 第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」では、猛暑対策として試合中断が導入されました。2回と4回終了後に5分間の給水タイムが設けられ、3回終了後にはグラウンド整備が行われ、試合は計3度中断されました。
指導者たちの本音
この中断について、各指導者は賛成の意見が多いものの、試合の流れに影響を与えることも指摘しています。
- 多賀少年野球クラブ・辻正人監督: 「選手と会話する時間があるので凄くいいなと思いました。後攻なら初回と3回は綺麗なグラウンドで、イレギュラーの心配がない状態でプレーできるのは助かります。」
- 新家スターズ・吉野谷幸太監督: 「子どもたちの集中力は少し切れてしまう部分はあると思います。投手には初回を含めて“立ち上がり”が3回あるから緊張感を持っていこう、と伝えていました。」
試合中断のメリットとデメリット
試合中断は選手たちの健康を守るための重要な対策ですが、試合の流れを変えることもあります。東16丁目フリッパーズの笹谷武志監督は、「少し間延びする部分はあるかもしれませんね。リズムが崩れる部分もある」と指摘しました。
臨機応変な対策の必要性
今大会では降雨により試合中に最大1時間を超える中断もありました。他の指導者からは「雨や曇りで涼しい時は両チームの許可を取り1回にする」や「4回終了時の給水タイムとグラウンド整備を一緒にしてもいい」との意見もありました。
今後の展望
子どもの体調面を考慮しつつ、臨機応変な対策ができれば、6イニング90分の試合もより白熱していくかもしれません。