スタンフォード大・佐々木麟太郎の「腹切りスイング」:メジャーリーグへの道
スタンフォード大の佐々木麟太郎の「腹切りスイング」を分析。メジャーリーグでの活躍に向けた強みと課題を探る。

佐々木麟太郎の強みと弱み
佐々木麟太郎は、花巻東高(岩手県)で高校通算最多の140本塁打を記録し、プロ野球のドラフトを経ずに渡米しました。スタンフォード大での1年目は、打率.269、7本塁打、41打点という成績を残しました。しかし、本人はこの結果に満足していないようです。
強み
- 始動の安定感: 左足にしっかり体重が乗り、頭の位置がブレないため、体勢を崩されにくい。
- 長距離打者としての素質: 肉体に柔軟性があり、ヤクルトの村上宗隆に似たタイプの左の長距離砲。
弱み
- 肩と腰の同時回転: これにより、下半身のエネルギーが上半身にうまく伝わらない。
- グリップの先行: バットが遠回りし、打球に力がうまく伝わっていない。
- フィニッシュの問題: バットが一塁側に向いており、打球が真っすぐ飛ばずドライブしファールになってしまう。
メジャーリーグでの活躍に向けて
川村卓教授は、佐々木の課題さえ克服できれば、メジャーで年間20本塁打は打てると評価しています。メジャーで長距離打者が活躍し始めるのは早くて25歳くらいからであり、佐々木にはまだ十分な時間があります。
結論
佐々木麟太郎は、スタンフォード大での経験を活かし、メジャーリーグでの活躍を目指しています。彼の「腹切りスイング」には修正すべき点がありますが、素質は十分であり、今後の成長が期待されます。