アビスパ福岡の安藤智哉、24年ぶりの代表選出で国際舞台へ挑戦
アビスパ福岡の安藤智哉が24年ぶりに日本代表に選出され、東アジアE―1選手権での活躍に期待が寄せられています。

2025年7月3日、日本サッカー協会は韓国で開催される東アジアE―1選手権に臨む男子日本代表26人を発表しました。その中で、J1アビスパ福岡の安藤智哉(26)が初めて代表に選出されました。福岡所属の選手が代表に選ばれるのは2001年の山下芳輝以来、実に24年ぶりの快挙です。
安藤はオンライン会見で「ここからだと強く感じた」と決意を語りました。身長190センチのセンターバックとして、空中戦の強さに加えて足元の技術も高く評価されています。今シーズンはリーグ戦21試合に出場し、チーム最多に並ぶ4得点を記録しています。
代表でのプレーについて、安藤は「局面での1対1のバトルや後ろからのビルドアップが求められる」と述べ、国際舞台での活躍を思い描いています。愛知県出身の安藤は、愛知学院大から2021年にJ3今治に加入し、J2大分を経て今シーズンから福岡に加入しました。
森保一監督は安藤について「国際レベルでも十分に戦っていける能力がある」と高く評価し、「地道に努力することで、さらなるステップアップを夢見ることができることを示してくれる」と期待を寄せました。
海外クラブに所属する主力選手が不参加の今大会は、新戦力の見極めの要素が強いですが、安藤の活躍次第では今後も代表に定着できる可能性があります。安藤は「選ばれただけではなく、数字や結果を残すことが大事。力みすぎず、自分のプレーを存分に出して貢献したい」と意気込みを語りました。
同学年で、クラブOBの冨安健洋(イングランド・アーセナル)のような守備を支える存在を目指し、福岡から羽ばたく決意です。