ルーカス・バスケス、レアル・マドリードでの夢を叶え、新たな旅立ちへ
ルーカス・バスケスがレアル・マドリードでのキャリアを振り返り、新たな挑戦に向けての決意を語る。

ルーカス・バスケスのレアル・マドリードでの軌跡
ルーカス・バスケスは、1991年7月1日生まれの34歳。ガリシア州ア・コルーニャ県クルティス出身で、16歳の時にレアル・マドリードのカンテラ(育成組織)に入団しました。その後、順調に各カテゴリーを踏破し、カスティージャ(Bチーム)では主力としての地位を確立しました。
レアル・マドリードでのデビューと活躍
2015年9月、念願のトップチームデビューを果たしたバスケスは、その後10シーズンにわたり信頼できるバックアッパーとして活躍しました。2016年6月にはスペイン代表デビューも果たし、EURO2016やFIFAワールドカップロシア2018などの国際舞台も経験しました。
2024-25シーズンの活躍
2024-25シーズンは、スペイン代表DFダニエル・カルバハルの長期離脱もあり、公式戦では過去最多タイの53試合、時間にして単独最多の3,357分間出場を果たしました。レアル・マドリードでは公式戦通算402試合のピッチに立ち、38ゴール73アシストを記録し、獲得したタイトルの数は「23」にものぼります。
退団セレモニー
長きにわたってレアル・マドリードに貢献した功労者の退団セレモニーには、フロレンティーノ・ペレス会長だけでなく、ホセ・マルティネス・サンチェス名誉会長、フットボールディレクターを務めるサンティアゴ・ソラーリ氏、そして数多くのクラブ役員も出席しました。チームメイトであるウクライナ代表GKアンドリー・ルニンとフランス代表FWキリアン・エンバペ、そしてかつてのチームメイトである元ブラジル代表DFマルセロ氏も姿を見せました。
バスケスのスピーチ
セレモニーの中で、バスケスは「これは僕の人生において、最も重要な日の1つだ。ファンの皆様の変わらぬ支援に感謝したい。タイトルを獲得する特権に恵まれ、伝説の選手たちとロッカールームを共有し、忘れられない夜を過ごしてきた。僕は幸せ者だった。価値を認められ、尊重され、愛されてきた。フロレンティーノ・ペレス会長に、夢を叶える機会を与えてくれたことに心から感謝する。あなたの信頼が、僕を選手として、そして人間として成長させてくれた」と語りました。
新たな挑戦へ
バスケスは、レアル・マドリードでのキャリアを振り返り、「僕は清々しい気持ちでここを去る。すべてを捧げたのだからね。世界で最も大きなクラブで人生の夢を叶えた。これ以上の誇りはない。僕はここを離れるが、レアル・マドリードは常に僕の中にある。僕は永遠に、レアル・マドリードのカンテラーノ、ルーカス・バスケスだ」と新たな挑戦への決意を語りました。