伊藤美誠、世界卓球選手権で強敵中国に挑む!初の女子単メダルへ
伊藤美誠が世界卓球選手権で台湾の鄭怡静を破り、初の女子単メダルを目指して強敵中国に挑む。

伊藤美誠、世界卓球選手権で強敵中国に挑む!初の女子単メダルへ
2025年5月22日、カタール・ドーハのルサイル・アリーナで開催された世界卓球選手権個人戦の第6日目。女子シングルス4回戦で、世界ランク9位の伊藤美誠(スターツ)が同11位の鄭怡静(台湾)を4-0(11-8、21-19、11-6、11-9)で退け、8強入りを果たしました。自身6度目の世界選手権個人戦で、女子シングルス初のメダル獲得に王手をかけました。
伊藤は試合後、「ここまで来られたなと思います。2ゲーム目は21-19で取ることができた。2ゲーム分やった気持ちだったんですけど…(笑)点数を取られても、取り返せればチャンスはあるなという気持ちはありました。やっぱり(第2ゲームを)取っているというところで気持ちが違った。大事なところで勝つことができてうれしかったですね」と笑みを浮かべました。
1-0の第2ゲームは大接戦となりました。ラリーで勢いのある鄭に、強打を打たせながらも、変化を効かせたサーブ、緩急をつけたラリーで応戦。17-18の場面から2連続得点し、19-19からしゃがみ込む体勢からサーブを出して得点。最後はバックで返し、このゲームを取り切り、難敵相手にストレート勝ちにつなげました。
3大会連続の8強入り。女子シングルスで自身初のメダルを懸け、23日の準々決勝では、世界ランク4位の王芸迪(おう・げいてき)に挑みます。21年大会では準々決勝で1-4で敗れているだけに、リベンジの思いも胸に秘めます。
「(23年大会で)早田(ひな)選手も(準々決勝で王芸迪に)勝っている。やっぱり自分の中ではすごい気持ちが上がる。(勝ってメダルの)可能性はあるかなと思います。自分自身で勝ちをつかみ取りたい。とにかく思い切って最後まで楽しみたいというのが一番」と言葉に力を込めました。
伊藤美誠の次なる挑戦は、強敵中国との対戦。初の女子単メダルを目指して、全力で戦います。