【ラグビーリーグワン】東京ベイ、PO準決勝での重量級布陣と戦略
東京ベイがラグビーリーグワン準決勝で埼玉戦に向けた重量級布陣と戦略を公開。立川選手のインタビューも。

東京ベイの準決勝布陣
東京ベイは、ラグビーリーグワン準決勝の埼玉戦(25日・秩父宮ラグビー場)に向けて、23日に練習を公開し、メンバーを発表しました。2試合を欠場したプロップのヘルとWTBヴァイレアが先発に復帰し、準々決勝の東京SG戦に続きリザーブ8人にFWを6人登録する重量級の布陣をとりました。
今季の対戦結果
両チームは今季2度対戦し、第2節は熊谷で埼玉が26―24で勝利。3週前の第17節は秩父宮で29―29で引き分けと接戦が続いています。
ヘッドコーチの見解
ルディケ・ヘッドコーチは「どちらもディフェンスの良いチーム。何度も対戦して手の内も分かっていて、シークレットは何もない」と笑い、「お互いにどれだけプランを遂行できるか、相手のペースになったときに心をどうコントロールできるか」と、メンタル面の勝負をポイントにあげました。
田辺コーチのディフェンス戦略
埼玉の前身・パナソニックで選手・コーチだった田辺コーチは「今季は試合ごとに、どんなキックを使い、どうディフェンスするかを週はじめのミーティングで選手と共有してきた。『こうしよう、なぜなら』という部分を選手に伝えることで、予定外の状況になったときも対応してディフェンスできるようになりました」とディフェンスの進化を説明しました。
立川選手のインタビュー
前主将のCTB立川は「一人一人が自分だけで判断せず、常に周りとつながってディフェンスできているのが今年の強みです」と胸を張り、「2年前に優勝したときと似たような雰囲気になってきた気がする」と話しました。
疲労管理
前週を休養にあてた相手に対し、東京ベイはこれで5連戦。疲労の蓄積が気になるところですが、「試合のプレータイムだけでなく、ジムトレーニングや実戦練習の時間も、疲労がたまらないようにコントロールしています」と田辺コーチ。東京ベイは周到な準備を重ねて、2季前の決勝以来の埼玉撃破に挑みます。