島田舜也、東都大学野球春季リーグで存在感を示す!プロへの意欲と大学日本代表を目指す
東洋大の島田舜也投手が東都大学野球春季リーグで活躍。1部初挑戦で4勝を挙げ、プロ注目の右腕として存在感を示す。

島田舜也、1部初挑戦で4勝を挙げる
東都大学野球春季リーグ戦で、東洋大の島田舜也投手(22)=4年=が1部に復帰して3位に食い込むなど、存在感を示しました。自身初の1部で4勝を挙げたプロ注目の右腕は、「1部の打者の方が振ってくる分、配球のパターンも変わってくるので、楽しめている」と声を弾ませました。
千葉・木更津総合高での経験
千葉・木更津総合高で甲子園出場の経験はありませんでしたが、大学3年だった昨秋に2部の最高殊勲選手に選ばれました。力みのないフォームから投じる最速155キロの直球を軸に、チェンジアップ、スプリットなどの変化球を織り交ぜます。「(フォームと球威に)ギャップがあるのが自分の強み」と本人は分析しています。
今季の活躍と家族のサポート
今季初戦の亜大1回戦では、エースとしての期待を背負いながら3回4失点で降板。同2回戦は救援登板し、タイブレークの延長十回に逆転サヨナラ満塁弾を浴びました。家族からは「あんな投球をしたらドラフト1位はない」と叱咤(しった)激励されました。
ドラフトを気にせず、楽しむ野球
「ドラフトを気にせず、ただ楽しむ」と考え方を変えると、調子は尻上がりに。野球経験者の兄と毎試合で出た課題を反省し、練習メニューを一緒に立ててきたことも奏功しました。
大学日本代表選考合宿での経験
昨年6月、大学日本代表選考合宿に参加。のちにドラフト1位でヤクルトに入団する愛知工大の中村優斗投手からトレーニング方法などを学び、刺激を得ました。最終的には代表メンバーから漏れ、「目指すところが変わった」と語ります。
将来の夢と決意
今年7月の日米大学選手権を見据え、「(昨年の)悔しさは少なからずある。次は勝ち取る」と誓います。目指すはプロ一本で、将来の夢は日本を代表する投手。「野球を楽しむ気持ちだけは変わらず持ち続けたい」と目を輝かせつつ、「中途半端で終わるのが一番嫌。やるならやり切る」。力強く決意を口にしました。