【高校野球】東洋大姫路が37年ぶりの春の近畿王者!木下鷹大の完封劇に岡田監督絶賛
東洋大姫路が37年ぶりに春季近畿地区大会で優勝。木下鷹大の完封劇に岡田龍生監督が最大級の評価を下す。

東洋大姫路の歴史的勝利
2025年6月1日、さとやくスタジアムで行われた春季近畿地区大会の決勝戦で、東洋大姫路(兵庫)が智弁和歌山を1-0で破り、37年ぶり4度目の優勝を果たしました。この勝利を支えたのは、最速147キロを誇る右腕・木下鷹大(3年)の完封劇でした。木下は9安打を許しながらも、最後まで相手打線を抑え込み、チームを勝利に導きました。
木下鷹大の活躍
木下は初回に1死満塁のピンチを二ゴロ併殺打で切り抜け、その後も6イニングで走者を置きながらも「ランナーが出ても、抑えられる自信があった」と語りました。9回には4番の福元聖矢右翼手(3年)に8球粘られながらも、内角低めの直球で見逃し三振を奪い、センバツ準優勝打線を無得点に抑えました。
岡田龍生監督の評価
岡田龍生監督(64)は「バッテリーをほめてやりたい。この大会での収穫はすごい」と笑顔でうなずき、木下を「実質、エースですよね」と最大級の評価を下しました。今春、エース右腕の阪下漣、末永晄大(ともに3年)を欠く中、木下は全試合に登板し、防御率0.44という圧倒的な成績を残しました。
今後の展望
2016年以降、春の近畿王者は全て夏の甲子園に出場しており、そのうち2018年の大阪桐蔭と昨年の京都国際は全国制覇を達成しています。東洋大姫路もこの勢いで夏の甲子園を目指します。木下は「まだまだ阪下には及んでいない。優勝したことで夏は(他校が)打倒・東洋大姫路で来るので」と語り、一切の油断なく夏への準備を進めています。
チームの結束力
決勝戦の最後、木下を中心に東洋大姫路ナインが歓喜の輪を作りました。1-0の最終回2死一、二塁のピンチを二ゴロで仕留め、息詰まる投手戦を制したチームの結束力が光りました。岡田監督は「この大会での収穫はすごい」とチームの成長を称賛しました。
夏の甲子園への期待
東洋大姫路の新エース・木下鷹大は、今後の活躍が期待されます。夏の甲子園では、他校が打倒・東洋大姫路を掲げてくることでしょう。しかし、木下とチームは一切の油断なく、夏への視線を向けています。
結論
東洋大姫路の37年ぶりの春季近畿地区大会優勝は、木下鷹大の完封劇とチームの結束力によるものでした。岡田龍生監督の最大級の評価を受けた木下は、夏の甲子園でもさらなる活躍が期待されます。