長崎・志佐中卓球部の快進撃!全国中学校選抜卓球大会でベスト8入り
長崎県松浦市立志佐中学校卓球部が、全国中学校選抜卓球大会で初出場ながらベスト8入りを果たした快進撃の舞台裏を紹介。

初出場で堂々のベスト8
2025年春、富山県で行われた全国中学校選抜卓球大会(3月29~30日)で、長崎県松浦市立志佐中学校が初出場ながら堂々のベスト8入りを果たしました。この快進撃の舞台裏を、同校卓球部のコーチであり、自身もOBの益本理広さん(長崎県立大学2年)が語ってくれました。
練習環境とチームの成長
志佐中は全校生徒わずか約200人、アジフライで知られる“アジの町”松浦市にあります。地理的な制約もあり、強豪校との練習試合はほとんどありませんでした。しかし、平日は学校で週5回、加えて市内クラブチームでの練習を通じて、地道に力を伸ばしてきました。
全国選抜での大逆転劇
全国選抜では、予選リーグの初戦・洛北(京都)戦で0-2から大逆転。勢いに乗ってリーグ1位通過を果たし、トーナメント1回戦もダブルスで劣勢からひっくり返して3-1で勝利。目標としていたベスト8入りを実現しました。
準々決勝での戦い
準々決勝では名門・明徳義塾(高知)と対戦。全国上位校の壁は厚く、ベスト4入りはなりませんでしたが、生徒たちは最後まで勝利を目指して戦い抜きました。
益本コーチの思い
益本さん自身も志佐中の卒業生。自身が現役の頃は県大会で1回勝てるかどうかのチームだったという。「まさか自分の母校が全国でベスト8に入るとは。コーチながら驚いています。でも、これがゴールではありません。次は夏の全中を目指して、またがんばります」と語りました。
今後の挑戦
田舎町の普通の公立中学が見せた、地道な努力とチームワークによる快進撃。志佐中卓球部の挑戦は、まだ続きます。