小田凱人、上地結衣の男女世界1位が全仏オープン4強

2025年6月6日、全仏オープン車いすテニスの男女シングルス準々決勝が行われ、男子の小田凱人（東海理化／世界ランク1位）と女子の上地結衣（三井住友銀行／女子同1位）がベスト4入りを果たしました。

小田凱人の活躍

19歳の小田凱人は、2023年の全仏オープンでグランドスラム初優勝を飾り、史上最年少での世界1位に。昨年も優勝し、連覇を成し遂げました。今大会は大会3連覇を狙い、1回戦でベテランのステファン・ウデ（フランス／同6位）を下して準々決勝に進出しています。

この日行われたダニエル・カベルザスチ（スペイン／同7位）との準々決勝では、第1セットを6-2で奪ったものの、第2セットは計3度のブレークを許して5-7でセットを失う。それでも最終セットは、相手のダブルフォールトでブレークに成功すると、一気に6ゲームを連取しフルセットで撃破しました。

これでパリ・パラリンピックでの戦いも含めてローラン・ギャロスでの連勝記録を15に伸ばした小田。準決勝では第3シードのマーティン・デラプエンテ（スペイン／同3位）と対戦します。

上地結衣の活躍

また、女子では今年の全豪オープンで5年ぶりにグランドスラム制覇を成し遂げた上地結衣が登場。単複制覇したパリ・パラリンピック以来となるローラン・ギャロスに戻ってきた初戦、地元フランスのポリーヌ・デルレード（フランス／女子同15位）に2ゲームしか失わずに快勝しました。

リジー・デグリーフ（オランダ／女子同10位）との準々決勝では、第1セットで4度、第2セットで3度のブレークに成功して6-3,6-2で4強入りを決めました。準決勝では、リー・シャオフイ（中国／女子同4位）と対戦します。

今後の試合に注目

両選手の活躍は、全仏オープン車いすテニスの注目の的です。準決勝でのさらなる活躍が期待されます。