侍ジャパン候補・大塚瑠晏が大学野球選手権で大暴れ!3安打2盗塁の活躍
東海大の大塚瑠晏が大学野球選手権で3安打2盗塁の活躍を見せ、侍ジャパン候補としての実力を証明。今秋のドラフトに向けて注目を集める。

大塚瑠晏の開幕弾で東海大が勝利
2025年6月9日、全日本大学野球選手権の第1日目が開催され、東海大(首都)は青森大(北東北)に6-2で勝利し、2回戦進出を決めました。今秋のドラフト候補として注目を集める大塚瑠晏内野手(4年、東海大相模高)が、一回に先制の右越え2ランを放つなど、3安打2打点2盗塁と大暴れしました。
アグレッシブベースボールで観客を魅了
大塚は「3番・遊撃」で出場し、一回に右翼席最前列へ先制の2ランを放ちました。右こぶしを突き上げながら、全力でダイヤモンドを一周する姿は観客を熱狂させました。
「先制点がほしい場面だった。スタンドまでいくとは思わなかったが、伸びてくれて入ったのでよかった」
左打ちの大塚は甘い球を逃さず、三回と六回には一塁内野安打で出塁すると、50メートル6秒0の俊足を生かして二盗に成功しました。持ち味の俊足好打を発揮し、3安打2打点2盗塁と今夏の大学日本代表候補にも選出された実力を見せつけました。
プロ野球界を目指す大塚の挑戦
大学ラストイヤーに向けて、大塚はこの冬に打撃力向上を図り、YouTubeでさまざまな選手の打撃フォームを研究しました。特に、プロ野球界を代表する好打者、ソフトバンク・近藤のフォームにヒントを得ました。重心を低く構え、始動までに何度かバットを動かすことで、大きく構えた方がゆったりタイミングをとれると感じています。
今春は打率・390(41打数16安打)、1本塁打、6打点を記録し、6季ぶり76度目のリーグ優勝に貢献しました。
名前の由来とチームリーダーとしての使命
両親が名付けた「瑠晏(るあん)」という名前には、「人を魅了する」という思いが込められています。さらに、名前の漢字の総画数(24画)には、「成功をもたらす」という意味があると言われています。部員数128人の先頭に立つ主将として、攻守で東京ドームの観客を魅了しました。
「ちょっとは(魅了するプレーが)できたかな」
11日の2回戦で城西国際大(千葉)と対戦する予定です。今秋のドラフト候補の大塚にとっては、全ての試合がアピールのチャンスです。
「すごくいいアピールの場。勝ち上がることが一番」
伝統の縦じまのユニホームに袖を通す主将・大塚が、走攻守で輝き続ける姿に期待が集まります。
大塚瑠晏のプロフィール
- 名前: 大塚瑠晏(おおつか・るあん)
- 生年月日: 2003年10月26日
- 出身地: 栃木市
- 身長/体重: 170センチ、74キロ
- 投打: 右投げ左打ち
- 経歴: 栃木市立南小1年時に野球を始め、中学時は小山ボーイズに所属。神奈川・東海大相模高に進学し、3年春に主将として甲子園に出場。東海大進学後、2年春に初のベンチ入り。同秋からレギュラー。