鹿島ユースの新星CB元砂晏翔仁ウデンバがU-17アジア杯で得た自信と成長の軌跡
鹿島ユースのCB元砂晏翔仁ウデンバがU-17アジア杯での経験を経て、劇的な成長を遂げた軌跡を紹介。

鹿島ユースの新星、元砂晏翔仁ウデンバの成長
鹿島ユースでプレーするCB元砂晏翔仁ウデンバ(16歳)が、U-17アジア杯での経験を経て、劇的な成長を遂げた。大会前は不安そうな表情を見せていたウデンバだが、この2か月間で見違えるほど逞しくなり、自信に満ち溢れたプレーを見せている。
U-17アジア杯での転機
ウデンバの成長のきっかけとなったのは、今年4月に行われたU-17アジア杯だ。当初はメンバーに入っていなかったが、チームリーダーのCB横井佑弥がコンディション不良で離脱したため、急遽代表に招集された。現地ではサブ組で調整を続け、グループステージでは出番がなかったが、準々決勝のサウジアラビア戦で初出場を果たすと、そのポテンシャルを存分に発揮した。
自信と手応え
ウデンバは、試合に出られなかった悔しさをバネに、サッカーを楽しむことを心がけた。その結果、アジアの強国FW陣と互角以上の勝負を演じ、スピードやパワーでも引けを取らなかった。ビルドアップの面でも冷静に対処し、プレス回避も成功させた。2-2の末にPK戦で敗れたものの、自身も驚くほどのパフォーマンスを披露した。
帰国後の活躍
帰国後、ウデンバはその手応えをプレーに反映させ、U-18高円宮杯プレミアリーグEASTの第9節・浦和ユース戦では、下級生ながら腕章を託され、守備陣を牽引した。190センチのサイズを生かした空中戦の強さと、地上戦での強度の高い守りを見せ、ラインコントロールにも果敢に挑戦した。チームは3-1で快勝し、ウデンバは堂々たる働きで存在感を示した。
今後の展望
ウデンバは、トップチームの練習に参加し、Jリーグ屈指のストライカーである鈴木優磨やレオ・セアラらとマッチアップする貴重な経験も積んでいる。プロとの差を見せつけられたが、これもまた成長の糧となっている。ウデンバは、今後の目標として「絶対にワールドカップのメンバーに入る」と意気込みを語っている。
まとめ
鹿島ユースのCB元砂晏翔仁ウデンバは、U-17アジア杯での経験を経て、自信と手応えを得て、飛躍の時を迎えつつある。今後の活躍が期待される新星だ。