37歳のタチアナ・マリア、HSBC選手権でキャリア最大のタイトルを獲得!11連敗からの7連勝で歴史的勝利
37歳のタチアナ・マリアがHSBC選手権でキャリア最大のタイトルを獲得。11連敗からの7連勝で歴史的勝利を収めました。

タチアナ・マリアの歴史的勝利
2025年6月15日、WTAツアー公式戦「HSBC選手権」(WTA500/イギリス・ロンドン)の女子シングルス決勝で、タチアナ・マリア(ドイツ)が第8シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-3 6-4で破り、キャリア最大のタイトルを獲得しました。
11連敗からの7連勝
マリアは4月にボゴタの準々決勝でカミラ・オソリオ(コロンビア)に1-6 3-6で敗れたのを皮切りに、単複11試合で負け続けていました。しかし、今大会では予選2試合を勝ち抜くと、本戦では5試合連続でトップ30の選手を破り、栄冠に輝きました。
37歳での偉業
2児の母で37歳のマリアがWTAツアーの同種目でチャンピオンに輝いたのは、2連覇を達成した2023年4月のボゴタ(WTA250/クレーコート)以来でキャリア4度目となり、グラスコートでは2018年6月にマヨルカ(WTAインターナショナル)に続く2勝目を挙げました。
試合の流れ
試合を通して常に先行したマリアは、ワンブレーク差で第1セットを先取したあと、第2セット4-1から4-3に追い上げられましたが、残りのサービスゲームをきっちりキープして1時間23分で歓喜の瞬間を迎えました。
ダブルス決勝でも勝利
続いて行われたダブルス決勝では、第2シードのエイジア・ムハメッド(アメリカ)/デミ・シヒュース(オランダ)が第2シードのアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/ディアナ・シュナイダー(ロシア)を7-5 6-7(3) [10-4]で振り切り、3月のインディアンウェルズ(WTA1000/ハードコート)に続く同ペアでの2勝目を挙げました。
マリアのキャリア
マリアは2022年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で4強入りした実績を持っていますが、WTA250以上のレベルで決勝に進出したのは今回が初めてでした。
今後の展望
この勝利により、マリアは今後のキャリアにおいてさらなる高みを目指すことが期待されています。37歳という年齢を超えて、彼女のテニス人生はまだまだ続きます。