NBAファイナル第5戦へ向けたサンダーの戦略とペイサーズへの警戒
NBAファイナル第4戦を辛勝したサンダーが、第5戦に向けての調整とペイサーズへの最大級の警戒を表明。激戦が続くシリーズの行方に注目。

2025年6月13日、ゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたNBAファイナル第4戦は、オクラホマシティ・サンダーがインディアナ・ペイサーズを111-104で下し、シリーズを2勝2敗のタイに戻した。
第4戦のハイライト
- シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)が35得点、3スティールを記録。
- ジェイレン・ウィリアムズが27得点、7リバウンド、3アシスト。
- アレックス・カルーソが20得点、3リバウンド、5スティール。
- チェット・ホルムグレンが14得点、15リバウンド。
ダグノーHCのコメント
サンダーのマーク・ダグノーHCは、第4戦を「敗北とみなし調整する」と述べ、第5戦に向けての厳しい調整を明らかにした。
「自分たちの能力が試されている。我々は自分たちを限界まで追い込む素晴らしいチームと戦っている。我々も同じように彼らを限界まで追い込んでいるといいね。この数試合というもの、快適に感じることなどまったくない。難しい相手であり、我々をテストしている。我々はとにかく機会を活かしてアプローチしていく必要がある。」
第5戦への展望
第4戦では、ペイサーズが35分7秒間リードを保持し、同点11度、リードチェンジ6度の激戦となった。ダグノーHCは、第5戦でより良いチャンスをつかむためには、大きな調整が必要だと強調した。
「あの試合で我々はコントロールできていなかった。だからこそ、あの試合を敗戦とみなし、第5戦で自分たちへもっといいチャンスを与えたいのであれば、大きな調整をしていかなければならない。それはただ勝つためだけのことではない。」
シリーズの行方
現在、シリーズは2勝2敗で並んでおり、第5戦は6月16日に開催される。サンダーはホームでの試合を有利に進めることができるが、ペイサーズの強力なプレッシャーにどう対応するかが鍵となる。
文●秋山裕之(フリーライター)