伝説の33秒13得点

2004年12月9日、ヒューストン・ロケッツのトレイシー・マッグレディ（通称Tマック）は、サンアントニオ・スパーズ戦でNBA史上に残る伝説的なパフォーマンスを披露しました。試合終盤、ロケッツは10点差を追う苦しい状況にありましたが、マッグレディが最後の33秒で13得点を記録し、奇跡の逆転勝利を収めました。

苦戦の末の大逆転

試合の大部分でロケッツはスパーズの堅守に苦しみ、第3クォーター終了時点でマッグレディは16得点にとどまっていました。しかし、第4クォーターに入り、残り1分を切った時点でマッグレディが怒涛の反撃を開始します。

ゾーンに入った瞬間

マッグレディは残り35秒に3ポイントを決め、その後ティム・ダンカン相手に4ポイントプレーを成功させます。この瞬間、彼は「今日はもう外さない」と確信したと語っています。このプレーが自信を取り戻すきっかけとなり、その後も次々とシュートを決め、ロケッツを81-80の奇跡の逆転勝利に導きました。

伝説として語り継がれるパフォーマンス

この33秒13得点は、NBA史上最も印象的な逆転劇の一つとして今なお語り継がれています。マッグレディのこのパフォーマンスは、彼のキャリアの中でも最も象徴的な瞬間として記憶されています。