2025年7月5日、Uvanceとどろきスタジアムで行われたJ1リーグ第23節、川崎フロンターレ対鹿島アントラーズの試合は、川崎にとって重要な一戦でした。昨季まで川崎を率いた鬼木達監督が指揮する鹿島との対戦は、様々な意味で特別なものでした。

試合は25分に鹿島が先制する苦しいスタートでしたが、前半終了間際にCKの流れから追いつき、58分にはマルシーニョが逆転ゴールを決めました。その後、川崎は身体を張りながらゲームを進め、見事に逆転勝利を収めました。

試合後、キャプテンの脇坂泰斗は「本当に忘れていたんです。鹿島との試合で、ロッカーに着いたら、オニさんとだった、挨拶していないって気付くほど、ゲームに集中していた」と語り、チームの集中力と覚悟を強調しました。

また、日本代表に選出された山田新も「首位の鹿島で、オニさんが監督のチームで、ここで勝点3を取ることが大きな意味を持つと思っていた」と述べ、この勝利の重要性を語りました。

この試合は、CB高井幸大がチームを離脱し、欧州へ飛び立つ前の最後のゲームでもありました。チームは良い形で彼を送り出すことができ、様々な面で気持ちのこもった会心の勝利となりました。

川崎はまだまだ課題は多いものの、この日の勝利はチームにとって大きなターニングポイントとなるでしょう。次なる戦いに向けて、チームはさらなる努力を続けていくことでしょう。