羽生結弦が仙台市アリーナで華麗な舞、後輩スケーターにエール
羽生結弦が仙台市アリーナの開館記念アイスショーで華麗な演技を披露し、後輩スケーターにエールを送りました。

2025年7月5日、仙台市内に新設された仙台市アリーナで、開館記念アイスショー「The First Skate」が開催されました。フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成した羽生結弦(30)が出演し、国際規格の新リンクへの祝福と、世界を目指すスケーターへのエールを込めた演技を披露しました。
華麗な舞で観客を魅了
羽生は青の衣装で「トゥーランドット」に合わせて美しいイナバウアーを披露し、自身のプログラムとして「春よ、来い」を選びました。
「始まりがテーマ。始まりの季節=春のイメージで」と語り、ピアノの旋律と一体となった華麗な舞で、後輩の背中を押しました。
地元愛溢れるメッセージ
「仙台から五輪金メダルを夢見て頑張ってほしい」と、地元愛をこれ以上ないほど込めた滑りを見せました。
新リンクの希望
国際規格を備えた新たな通年型リンクの存在は、杜の都を拠点とするスケーターにとって大きな希望となります。
羽生はカナダへ渡った自身の経験を交えて、「世界のトップを狙っていくとなると、もっと恵まれた環境に行かざるを得ないというのが僕を含めてあったので」と語り、「好きな場所で、好きな仲間と、好きな先生と一緒にずっとできたらいいなって」と優しい表情で輝く銀盤を見つめました。
この日は3378人の観客が集まり、羽生の華麗な演技に魅了されました。