李健太が壮絶な打ち合いを制す!大差判定勝ちも「こんな試合していたらダメ」と反省
日本スーパーライト級王者・李健太がフィリピンの元王者リマール・メツダに大差判定勝ち。試合後の反省と今後の目標を語る。

2025年7月5日、東京・後楽園ホールで行われたボクシングイベント「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」において、日本スーパーライト級王者の李健太(29=帝拳)がフィリピンの元同級王者リマール・メツダとのノンタイトル戦に臨み、3-0の大差判定勝ちを収めた。
李健太は試合中、上下に攻撃を散らし、8回には相手をダウン寸前まで追い込むなど優位に試合を進めた。しかし、KOを狙った最終10回まで打ち合ったものの、倒し切ることはできず、不完全燃焼の結果となった。
試合後、李健太は「こんな試合していたらダメですね。セミの藤田健児先輩に盛り上げていただいたのに、しょぼい試合をしてしまった」と悔しさをにじませた。また、控室では試合2週間前にスパーリング中に左拳を負傷していたことを告白し、「左の真っすぐを腹に打てたら…もっとみんなを魅了する試合をしたかった」と唇を噛んだ。
現在、李健太は東洋太平洋とWBOアジア・パシフィック(AP)同級1位に位置し、アジア王座統一も視野に入れている。しかし、「(本田)会長に許可をいただけるような練習をやっていきたい」と反省し、「ここからは己との戦い。能力を上げればおのずと結果はついてくると思う」と自らに言い聞かせた。
今後の李健太の活躍に期待がかかる。