バスケ日本代表、若手中心の戦力でオランダに逆転負け…ジェイコブス&川島の活躍も第4Qの崩れが響く<DUNKSHOOT>
バスケ日本代表が若手中心の戦力でオランダと対戦。前半リードを守れず逆転負け。ジェイコブスや川島の活躍も第4Qの崩れが響いた。

試合概要
2025年7月5日、東京の有明アリーナで行われた男子バスケットボールの国際強化試合「日本生命カップ2025」において、日本代表(FIBAランキング21位)はオランダ(同54位)と対戦。前半を6点リードで折り返すも、後半に逆転を許し70-78で敗れた。
先発メンバーと戦術
日本の先発はテーブス海、西田優大、ジェイコブス晶、吉井裕鷹、ジョシュ・ホーキンソンの5人。今月10日から始まるNBAサマーリーグに出場が決まっている河村勇輝、富永啓生、馬場雄大らを除く平均24.0歳の若手中心の布陣で臨んだ。
前半の流れ
立ち上がりはジェイコブスの先制点を皮切りにテンポよく得点を重ね、開始6分40秒で20-10と10点をリード。途中出場の20歳・川島悠翔も得点を奪い、第1クォーターを23-16で終える。第2クォーターはテーブス海の弟で、NCAAディビジョン1のボストン・カレッジでプレーする21歳のテーブス琉河が代表初出場。開始2分過ぎに初得点を決めるも、以降はターンオーバーが続き、日本の得点も停滞。42-36と追い上げを許して折り返しとなった。
後半の苦戦
後半も戦況は変わらず、第3クォーターはフリースローの13点を含む17得点にとどまり、3度にわたって同点に追いつかれる苦しい展開。59-54で迎えた第4クォーター、残り6分53秒についに逆転を許すと、1点ビハインドの残り6分からラスト18秒まで無得点に封じられ、力なく完敗。相手のハードなディフェンスに後手に回った日本は単調な攻撃に終始し、最後の10分間は11-24と攻守ともに課題を残した。
選手の活躍
ジェイコブスが15得点、ホーキンソンが14得点、11リバウンド、2ブロック、吉井が10得点とパリ五輪出場組が2桁得点を記録。新戦力では川島が3得点に両チーム最多の13リバウンドと気を吐いたが、チーム全体で3ポイント成功率28.1%(9/32)、15ターンオーバーと若手主体のオランダ相手にミスが目立った。
今後の展望
アジアカップ(8月5日開幕)を1か月後に控える日本は、明日も同地でオランダと対戦。若手のさらなるアピールに期待がかかる。