バスケ日本代表、アジアカップ9位の結果を乗り越え、新たな挑戦へ
バスケ日本代表はFIBAアジアカップで9位に終わりましたが、解説者の井口基史氏は今後の成長に期待を寄せています。

アジアカップでの戦い
8月5日から17日にかけて行われたFIBA男子バスケアジアカップは、決勝で中国を下したオーストラリアの3連覇で幕を閉じました。日本代表は準々決勝進出決定戦でレバノン代表に敗れ、最終順位は9位となりました。DAZNのバスケットボール情報番組「5min BASKETBALL」では、日本の戦いを振り返りました。
技術的課題
解説者の井口基史さんは、グループリーグ終了時にも指摘していたターンオーバーの部分が、レバノン戦でも改善されなかったと指摘しました。レバノン戦では15回、大会を通じては1試合平均で14回のターンオーバーが発生し、これはワースト4位の数字です。ミスから失点を重ねる悪循環が繰り返されました。
メンタル面の課題
井口さんはメンタル面も課題に挙げました。「Bリーグを代表している選手たちが、国の威信を懸けて戦う。そのハングリーさを本当に出せていたのか」と問いかけました。レバノン戦後、西田優大は「準備したものがなにも出せなかった」と振り返り、吉井裕鷹は「日本が強くなるために一から全部見直して、もっといいバスケットをする必要がある」と語りました。
今後の展望
井口さんは「批判が起きることも、日本のバスケットボール界が成長していく上で必要なものじゃないかと思っている」と見ています。「それだけファン、ブースターから求められる要求度は高まっている。この批判に真っ向勝負で挑んでいって、その壁を超えたときにもう一つ違う世界が見えてくるのではないか」と今後の巻き返しに期待を寄せました。
次の挑戦
日本としてはアジアカップの経験を次のFIBAワールドカップアジア1次予選につなげることが重要です。11月から始まるアジア1次予選では、日本より上位で大会を終えた台湾、中国、韓国とぶつかります。日本の底力が試される3試合となるでしょう。
Bリーグの開始
また、10月からはBリーグもスタートします。DAZNでは2025-26シーズンのB1とB2の全試合をライブ配信する予定です。