2025年F1イギリスGP:ハミルトン4位、ルクレールの戦略ミスが響く
2025年F1イギリスGPで、ルイス・ハミルトンは4位、シャルル・ルクレールは戦略ミスで14位に終わった。レースの詳細とドライバーのコメントを紹介。

レース概要
2025年F1第12戦イギリスGPが開催され、フェラーリのルイス・ハミルトンは4位、シャルル・ルクレールは14位という結果に終わった。全車がインターミディエイトタイヤでスタートし、セーフティカー先導によりフォーメイションラップが行われた。ルクレールやジョージ・ラッセル(メルセデス)ら数台がスリックタイヤに交換するためにピットに入り、ハミルトンは4番手に繰り上がった。
ハミルトンのレース
ハミルトンは11周目に1回目のタイヤ交換を行い、セカンドスティントは8番手からスタート。途中、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)およびラッセルとのバトルを経て、2台の前に出て、さらにランス・ストロール(アストンマーティン)を抜いて4番手に戻った。前を行くニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)に一時は1秒以内まで迫るが、その後、ギャップは2秒以上に拡大。ハミルトンは41周目に最後のタイヤ交換でソフトタイヤを装着し、最終的に5.070秒遅れの4位でフィニッシュした。
ルクレールの戦略ミス
6番グリッドスタートのルクレールは、フォーメイションラップの終わりにミディアムタイヤに換えるというギャンブルがうまくいかず、ポイント圏内に戻ることもできず14位でレースを終えた。ルクレールはレース後、「スタートからフィニッシュまで、本当に厳しいレースだった。今振り返れば、フォーメーションラップ終了時にスリックタイヤへ交換した僕の判断は正しくなかったかもしれない」と語った。
ドライバーのコメント
- ルイス・ハミルトン:「困難なレースだった。僕にとって、あまり良い内容ではなかった。できる限りのことはしたつもりだ。このマシンは低速コーナーを好まない。アンダーステアがひどくなり、左フロントタイヤがどんどんだめになっていったんだ。」
- シャルル・ルクレール:「今振り返れば、フォーメーションラップ終了時にスリックタイヤへ交換した僕の判断は正しくなかったかもしれないが、今日は、僕たちにそもそも競争力がなかったので、大きな違いにはならなかったと思う。」
今後の展望
ハミルトンは母国グランプリでの表彰台を逃したが、ファンからのサポートに感謝の意を表した。ルクレールは今後のレースに向けて、セットアップの見直しが必要だと語った。