北口榛花、世界陸上連覇へ「やりがまっすぐとびますように」と願う
北口榛花が世界陸上連覇を目指し、七夕の短冊に「やりがまっすぐとびますように」と願いを込めた。右肘の怪我から回復し、大会に向けて準備中。

北口榛花の願い
北口榛花(27=JAL)は、2025年9月13日に開幕する世界陸上競技選手権大会に向けて、七夕の短冊に「やりがまっすぐとびますように」と願いを込めた。この願いは、全て平仮名で書かれており、会場中を笑いに包んだ。北口は「こんなの願ったらやり投げ選手としてダメだと思うんですけど、本当に悩んでる」と苦笑いしながらも、真っすぐ飛べば必ず記録が出ると信じていると語った。
怪我からの回復
北口は6月下旬に右肘内側上顆炎と診断され、日本選手権などの出場をキャンセルした。しかし、現在は痛みが引き、練習を再開している。やりはまだ投げていないが、下半身の強化に力を入れている。今後はチェコのチームに合流し、8月20日のダイヤモンドリーグ・ローザンヌ大会での復帰を目指している。
仲間からの刺激
日本選手権では、連日テレビ中継を見て、仲間たちの活躍に勇気をもらった。特に、男子100メートルを制した桐生や、JALの同僚である女子走り幅跳びの高良、日大の先輩である男子やり投げの崎山らの活躍に、もらい泣きしたという。北口は「いい刺激だった。自分も腐らず頑張りたい」と語り、自身の活躍を思い描いている。
世界陸上連覇への決意
前回大会の覇者である北口は、ワイルドカードでの出場が確定しており、「ブダペストで頑張った自分に感謝。金メダルを獲れるよう準備したい」と改めて決意表明。女王防衛へ「まっすぐ」突き進むことを誓った。