大谷翔平の投手復帰がドジャース投手陣に与える驚きの効果
大谷翔平の投手復帰がドジャース投手陣に与える恩恵とロバーツ監督の戦略について詳しく解説。

大谷翔平の投手復帰がもたらす新たな戦略
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(31)が投手として復帰したことで、チームに思わぬメリットが生まれています。ロバーツ監督は、試合前の取材で「ショウヘイに少しずつ長いイニングを投げさせ、後ろに信頼できる投手を置くことで、ブルペンデーにならずにしっかり試合をつくることができる」と強調しました。
若手投手の成長機会
大谷は当初、ライブBP(実戦形式の打撃練習)での登板を重ね、5イニング以上投げられる状態になってからメジャー復帰する予定でした。しかし、大谷自身の希望もあり、メジャー登板でイニング数を重ねていくプランを実行しています。これにより、大谷の登板日には2番手でカスペリアス、ロブレスキ、シーハンら若手の先発候補に長いイニングを投げさせる経験をもたらしています。
メイの負担軽減
次回登板では今季ローテーションを回ってきたメイが2番手で投げることになります。ロバーツ監督は「特にダスティン(メイ)の場合、既に想定以上を投げてくれている。負担を軽減する調整をするのは彼にとってもプランになると思う」と話しました。メイはトミー・ジョン手術とサラダが食道に詰まったことによる緊急手術を経て、今季2年ぶりに復帰しました。開幕から山本由伸投手(26)と2人でローテーションを守り、17試合に先発し、94回⅓を投げ5勝6敗、防御率4・96の成績を残しています。
先発陣全体への恩恵
大谷の先発ローテーションへの介入により、他の先発陣も恩恵を受けています。開幕当初は想定していなかった先発陣の相次ぐ故障禍も大谷の復帰によって、負荷が軽減されています。この戦略は、チーム全体のパフォーマンス向上に大きく寄与しています。