【東海S】中京ダート1400mの戦略と脚質の重要性 ~サンライズフレイムに期待~
2025年東海S(GⅢ)のレース分析と予想。中京ダート1400mのコース特性を踏まえ、サンライズフレイムの活躍に期待。

中京ダート1400mのコース特性
2025年7月27日(日)に行われる東海S(GⅢ)は、中京ダート1400mで開催されます。このコースは、2コーナーポケットの芝からスタートし、初角までの距離が約620mと非常に長いのが特徴です。外枠の馬は芝の部分を長く走れるため、ダッシュがつきやすく、序盤のポジション争いで有利となります。
バックストレッチ半ばまで緩やかな上り坂があり、そこから3、4コーナーにかけて全て下り坂でスパイラルカーブとなっています。最終直線は410.7mで、JRAのダートでは東京に次いで二番目に長いです。ゴール手前380m地点から220m地点は中山ダートに次ぐきつい傾斜の高低差1.8mの上り坂で、ラスト220mは平坦な直線となります。
レースの展開予想
このコースでは、序盤の先手争いが長引きやすく、ハイペースで流れやすい傾向があります。縦長の隊列で3コーナーに進出することがほとんどです。中盤のペースが落ちにくいため、後方勢が先行勢に詰め寄りやすいとはいえません。また、3、4コーナーはスパイラルカーブで下り坂かつ急カーブとなっているため、無理に外からマクって埋めに行くと、大きなロスが生まれます。
先行勢が最終直線に進出すると、スパイラルカーブのため馬群が一気に広がります。後方勢はこれだけでもかなり厳しい競馬を強いられます。直線は半ばで急な上り坂があり、それを登り切った後も平坦な直線が続くタフなコース形態であるため、全馬終盤の脚色は鈍り、上がりに差が生まれにくいです。
サンライズフレイムの期待
このようなコース特性を踏まえると、砂被りを物ともせず道中内目をロスなく追走し、馬群を捌く形である程度の位置からイン差しできる差し脚確かな馬が最も恵まれやすいです。サンライズフレイムは、近走で馬群を捌いて差してきた実績があり、枠の並びからイン差しできる差し脚確かな馬として期待が持てます。
結論
中京ダート1400mのOPクラス以上における上がり3F5位以内馬の成績は、勝率15.3%、連対率30.7%、複勝率43.8%と優秀です。サンライズフレイムを中心に、地力次第で先行馬の前残りも考えて印を打っていくことが重要です。