【卓球】戸上隼輔が母校のイベントで感激「本当に幸せ」水谷隼らとの絆を語る
戸上隼輔が母校の明大ドリームゲームズに参加し、水谷隼らとの絆や今後の目標について語った。

戸上隼輔が母校のイベントに参加
卓球男子ダブルスで世界選手権日本勢64年ぶりの金メダルに輝いた戸上隼輔(23=井村屋グループ)が13日、東京・調布市総合体育館で開かれた明大ドリームゲームズにOBとして参加した。イベントは調布市制施行70周年記念事業として行われ、現役の大学生やOBがエキシビションマッチに臨んだ。
水谷隼らとの絆
戸上は宇田幸矢とダブルスを組み、最後のシングルスでは対戦もして勝利。世界を転戦する地力を示し「レジェンドOB、他のOB、同級生、今乗りに乗っている大学生たちと試合ができたことで、すごく刺激になりました」と笑顔を見せた。
今後の目標
前日12日にはWTTチャンピオンズ横浜で、張本智和(トヨタ自動車)が世界ランク2位王楚欽(中国)に勝利して優勝を飾った。自身は準々決勝で敗れるなど過去6戦全敗だが「勝つチャンスを自分が少なからず持っているとは思っていましたが、いざ試合をしてみると王楚欽選手の技術1つ1つでまだまだ通用しない部分が多かったり、精神的にも簡単にゲームを落としてしまった時に、立ち直れない自分がいて、イメージしていたよりはるかに大きな存在でした。張本選手の試合を見て『ああいう戦い方があるんだ』と勉強になりましたし、もっともっと自分も挑戦していって、大きな大会で勝ちたい気持ちが強くなりました」と力を込めた。
先輩たちへの感謝
明治大在籍時から水谷さんや森薗さんらに世話になったといい、全日本選手権男子シングルス優勝8回の斎藤清さん(62)ら先輩の背中を追ってきた。あらためて「どれだけ頑張ってもたどり着けない方々がいるというのは、本当に幸せで、ここに入って良かったと思っています」とかみしめ「みんな、世界を目指して頑張ってほしいと思います。打倒中国だったり、全日本優勝を大学期間内に目標に掲げられるぐらいの力をつけてほしい。僕たちOBも協力をしますし、これからもこういったドリームゲームズを通じて伝えていけたらいいと思います」とさらなる発展を願った。