格闘技界の悲劇:浦川大将選手の葬儀と今後の安全対策への誓い
プロボクシング選手浦川大将の葬儀が東京で行われ、約300人が参列。帝拳ジムは今後の安全対策強化を誓いました。

2025年8月16日、東京・荒川区の町屋斎場で、プロボクシングの日本ライト級4位、浦川大将選手の葬儀が営まれました。浦川選手は2日の日本同級挑戦者決定戦で8回TKO負けを喫した後、急性硬膜下血腫により緊急開頭手術を受けましたが、9日に28歳の若さでこの世を去りました。葬儀には、親族、同門のボクサー、ジム関係者など約300人が参列し、その悲しみを共有しました。
帝拳ジムは葬儀後に公式サイトを更新し、以下の声明を発表しました:
故 浦川大将 儀 葬儀を終えての御礼 故 浦川大将の葬儀に際し、皆様より心温まるご厚情とご配慮を賜り、厚く御礼申し上げます。多くの皆様にご参列を賜り、滞りなく葬儀を執り行うことができましたこと、心より深く感謝申し上げます。 いまだ選手・スタッフ一同、深い悲しみの中にありますが、私たち帝拳ボクシングジムは、このような事故を決して繰り返さぬとの強い決意の下、原因の徹底究明と安全対策の抜本的強化に全力を尽くして参る所存でございます。
浦川選手は1997年3月7日、東京・葛飾区に生まれました。アマチュア経験のないプロボクサーとして、知人の試合を観戦してボクシングを始め、2018年にプロデビューを果たしました。2020年には全日本ライト級新人王を獲得するなど、そのキャリアは輝かしいものでした。しかし、今回の悲劇的な出来事により、その未来は閉ざされてしまいました。
帝拳ジムは、今後の競技者とスタッフの安全を最優先に、徹底的な原因究明と再発防止策の強化に取り組むことを誓っています。格闘技界全体がこの事件から学び、より安全な競技環境を構築することが求められています。