京都共栄学園、春夏秋初優勝!50年ぶりの決勝再現で歴史的勝利
京都共栄学園が春夏秋を通じて初優勝を達成。50年前の決勝再現で歴史的勝利を飾り、近畿大会へと駒を進めます。

京都共栄学園の快挙
京都共栄学園は、春季京都府大会の決勝戦で東山と激突し、延長10回タイブレークの末、11-7で勝利を収めました。これにより、春夏秋を通じて初優勝を飾り、創部63年目の歴史的瞬間を刻みました。
試合のハイライト
試合は5-6とリードを許していた9回2死走者なしの場面から、京都共栄学園が満塁を作り、押し出し四球で同点に追いつきました。延長10回2死満塁では、仲宗根翔太遊撃手(2年)が左前へ2点適時打を放ち、その後も連打で計5点を奪い、東山を突き放しました。
成長の要因
チームの成長の要因は、反復練習にありました。昨秋3回戦で京都国際に8回コールド負けを喫した後、木谷忠弘監督(51)は「試合が終わった後の表情にがっかりした。これはいけない、もっと反復をとカジを切った」と語り、冬場にチームで800スイングをこなすなど、地道な練習を重ねてきました。
今後の展望
この勝利を皮切りに、京都共栄学園は24日に開幕する春季近畿大会(奈良・さとやくスタジアム)に出場します。強豪が集う近畿大会でも、チームのさらなる活躍が期待されます。
3位決定戦
3位決定戦では、元オリックスの川口知哉新監督(45)が率いる龍谷大平安が、城南菱創に8-0の7回コールド勝ちを収めました。
監督のコメント
木谷監督は「春の大会ですけど、必死にやっている姿に目頭が熱くなりました」と、選手たちの頑張りを称えました。
京都共栄学園のナインは、成長の春を過ごし、近畿大会でも大暴れすることを誓っています。(瀬川 楓花)