2025年6月8日に開催される第75回安田記念・G1（東京）に向けて、マイルG1を2勝した実力馬ジャンタルマンタルが反撃を狙っています。昨年の香港マイルでの13着から巻き返しを図るべく、6月4日に栗東トレセンで行われた追い切りでは、53秒6―11秒7の好タイムを記録しました。

高野調教師は、「先週の追い切りが良かったのか、動きがまた一段と良くなりました」と、馬の調子に満足げです。先月28日の1週前追い切りでは、坂路で50秒1―12秒2の好時計を出しましたが、休み明けのため動きにやや重たさを感じたこともありました。しかし、今回の追い切りではその重たさもなく、本番に向けて万全の態勢です。

「負けた後の戦いなので、馬のためにも凡走はできない。勝つことが至上命令と、プレッシャーをかけてやっています」と、高野調教師は強い意志を語りました。ジャンタルマンタルはマイルG1を2勝した実力馬であり、今回のレースでの反撃に注目が集まっています。

前哨戦を使わず、半年ぶりの一戦となるジャンタルマンタルですが、高野厩舎の入念な調整により、本番にきっちりと間に合わせてきました。時計にならないところも丁寧に乗り込む高野厩舎の手腕に、期待が高まります。

安田記念は春のマイル王決定戦として、毎年多くのファンが注目するレースです。2025年の安田記念では、ジャンタルマンタルの反撃に注目し、マイルG1王者の意地を見せてくれることを期待しましょう。