スプラッシュ・ブラザーズの成長秘話:オニールが語るカリーとトンプソンの努力と情熱
元ウォリアーズのジャーメイン・オニールが、若き日のスプラッシュ・ブラザーズの努力と成長への情熱を振り返る。カリーとトンプソンの並外れた練習法とその成果に迫る。

ジャーメイン・オニールは、1996年のドラフトで指名された逸材の一人であり、NBAで18年間活躍したビッグマンだ。彼は2000年代を代表する選手として、インディアナ・ペイサーズで才能を開花させた。2013年、ゴールデンステイト・ウォリアーズに加入したオニールは、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンといった若手選手のメンターとしての役割を担った。
オニールは、カリーとトンプソンの「スプラッシュ・ブラザーズ」の特別さにすぐに気づいた。初めて同じコートに立った際、彼らの3ポイントシュートの精度と息の合った連携に目を奪われた。しかし、最も感銘を受けたのは、彼らの並外れた勤勉さと成長への執念だった。
オニールは、ポッドキャスト『Out The Mud』で当時を振り返り、次のように語った。
「初めてジムに入った時、2人はそれぞれ違うゴールでシューティングをしていた。俺は立ち止まって、彼らのシュートを眺めていたんだ。そこでステフが何かを数えてるのが聞こえた。でもリングに当たって(ゴールして)も、彼はカウントしないんだ。だから『なんでそのシュートをカウントしないんだ?』って聞いたら、『リングに当たったらノーカウント』と言ったんだ」
カリーとトンプソンは、すでに一流のシューターとしての地位を確立していたにもかかわらず、さらに高みを目指して努力を惜しまなかった。オニールは、カリーが毎試合リムに触れない完璧なショットを決めることができるのは、地道な練習の賜物だと語った。
「練習前と後に100本のスリーを打っていたと思う。今、彼のシュートを見て驚いている人がいるなら、それは反復練習の成果なんだ」
スプラッシュ・ブラザーズの成功は、彼らの並外れた努力と情熱によってもたらされたものだ。オニールの言葉から、彼らがどれだけの努力を重ねてきたかが窺える。