日本代表の豪州戦パフォーマンス徹底分析:鈴木唯人と平河悠が光るも惜敗
日本代表がオーストラリア戦で見せたパフォーマンスを5段階評価で徹底分析。鈴木唯人と平河悠の活躍に注目。

日本代表の豪州戦パフォーマンス徹底分析
日本代表は6月5日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦し、0-1で敗れた。5-4-1の形で引いてきた相手をまたしても崩せず、後半45分に失点。フレッシュな顔ぶれとなった出場16選手を5段階評価(最高が5つ星★★★★★)で査定する。
GK
- 谷晃生(FC町田ゼルビア)=★★☆☆☆ 2024年6月11日のシリア戦(広島)以来、約1年ぶりの出場。失点シーンはノーチャンスだったが、パスミスからピンチを招くなど不安定だった。7月のE-1選手権では、新たな選手との競争になるかもしれない。
DF
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関根大輝(スタッド・ランス)=★★★☆☆ 5月30日に行われた昇降格プレーオフで敗れ、2部降格を経験。そこから約1週間で代表初出場のチャンスが巡ってきた。守備面では安定。相手がブロックを敷くなか縦に行く意識は見えたが、違いは作れなかった。
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渡辺 剛(KAAヘント)=★★★☆☆(→後半25分OUT) 2024年1月のアジアカップ以来、約1年5か月ぶりの出場。3バックの中央を務めたが、特にハイボール処理での能力の高さを示した。90分通して見たかったが、後半25分にピッチに座り込み負傷交代となってしまった。
MF
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鈴木唯人(フライブルク)=★★★★☆ フレッシュなメンバーのなかでは、アピールに成功した1人。前半28分にはドリブルで持ち運んで自らシュートも、枠を捉えることはできなかった。CKのキッカーとしても様々な球種を試すなど、可能性を感じた。
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平河 悠(ブリストル・シティ)=★★★★☆ 森保一監督にも、強く印象に残る活躍だったに違いない。前半37分にペナルティエリア手前からミドルシュート。わずかに外れたがゴールに迫った。失点シーンに絡んだが、攻撃面でそれを上回るアピールだった。
FW
- 大橋祐紀(ブラックバーン)=★★★☆☆(→後半25分OUT) 相手が5バックのハイラインという状況で、持ち味を発揮できる環境ではなかった。イングランド2部で鍛えた体幹を生かしたボールキープなどは見せたが、ワントップとして目に見える結果が欲しく物足りなかった。
総評
日本代表はオーストラリア戦で惜しくも敗れたが、鈴木唯人と平河悠の活躍が光った。今後の試合での彼らのさらなる成長に期待がかかる。