侍ジャパン選出の北山亘基、9回1失点完投で日本ハムを勝利に導く
日本ハムの北山亘基投手が侍ジャパン選出後初の完投勝利を飾り、チームを勝利に導いた。9回1失点の好投でリーグトップの防御率を維持。

北山亘基の快投
日本ハム・北山亘基投手(26)は、2025年6月19日の巨人戦で9回1失点の完投勝利を収めた。9回1死まで無安打投球を続け、ソロ本塁打による失点のみで122球を投げ抜き、5勝目をマーク。防御率1.15はリーグトップに立った。
新庄監督の期待
新庄監督は、北山の快投をベンチから見守り、9回1死から大城卓にソロ本塁打を打たれた際には「オーマイガー!あ~、いってほしかったね。悔しい!」と素直な思いを吐露した。しかし、北山は切り替えて1安打完投勝利を挙げた。
侍ジャパン選出後の活躍
北山は昨秋に侍ジャパンに選出され、新庄監督の下で多くの経験を積んできた。「達成したかったが、慢心するなというメッセージと捉えて貪欲にやっていきたい」と意気込みを語った。
祖父からのメッセージ
北山の名前「亘基」は「一日一基」という意味で、祖父が「一日一日、基本を大事にしてほしい」という思いを込めて名付けたもの。プロ入り後も基本を大事にし、コツコツと努力を重ねてきた。
今後の展望
3カード連続の勝ち越しで、貯金も再び今季最多12で首位を堅守。新庄監督が手塩にかけて育ててきた選手たちの活躍で、交流戦優勝の望みをつないだ。
歴史的快挙
9回の本塁打のみの1安打完投勝利は、05年5月13日巨人戦の西口文也以来20年ぶり2人目。日本ハムでは69年4月26日近鉄戦の高橋善正、85年5月15日ロッテ戦の柴田保光に次いで40年ぶり3人目。
北山は「いつかリベンジしたい」と雪辱を誓い、今後の活躍が期待される。