DeNA・東克樹、闘病中の友人に捧げる白星!リーグトップタイ7勝を達成
DeNAの東克樹投手がリーグトップタイの7勝目を挙げ、闘病中の友人に白星を捧げる感動のストーリー。

DeNA・東克樹投手(29)は、7回2失点の力投で6月3日以来の白星を挙げ、リーグトップに並ぶ7勝目を達成しました。中日戦では2023年4月の対戦から9連勝を記録し、チームの連敗を止めることに成功しました。東投手はヒーローインタビューで「チームの連敗を止めることができて、すごくホッとしている」と語り、表情を緩ませました。
試合では、一回を三者凡退で立ち上がり、その裏に3点の援護を呼び込みました。二回を除いて1人の走者も許さず、低めに球を集めて7三振を奪いました。立命大からドラフト1位で入団して8年目となる東投手は、関西学生リーグのライバル校、関大から中日に入団した金丸との対戦に「意識はあった。学年は被っていないけど、関西で同じリーグ。負けたくない」と対抗心を燃やし、左腕同士の投げ合いを制しました。
交流戦を終えた後の休日、東投手はどうしても会いたい人がいました。立命大のチームメートで、現在は希少がんと闘う同学年の福森大翔さん(29)です。大阪桐蔭高では森友哉(オリックス)と同期で甲子園出場経験もある福森さんは、4年前に希少がんを患いました。6月15日のオリックス-巨人(京セラ)で始球式を務めた福森さんについて、東投手は「会いたくなった。なかなか大阪まで行けていなかったが、一日を使ってでも彼の話を聞こうと思った」と語りました。過酷な闘病生活の話を聞き、「もう一段、頑張ろう」と心を奮い立たせました。
「彼も苦しい中で日々を過ごしている。少しでもパワーを与えることができたらいいなと思いながら投げました」。先発の一角を担ってきたバウアーが不振で出場選手登録を外れた中、東投手は連敗ストップの仕事を果たしました。