なでしこジャパンが台湾に4-0で圧勝!矢形&滝川がデビュー戦で鮮烈な印象
なでしこジャパンが東アジアE-1選手権で台湾に4-0で快勝。矢形海優と滝川結女がデビュー戦でゴールを決め、初招集組が存在感を示しました。

なでしこジャパンが台湾に4-0で圧勝
2025年7月9日、韓国・水原W杯スタジアムで行われた東アジアE-1選手権の女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」は、台湾代表を4-0で下し、3連覇に向けて白星発進を果たしました。
矢形海優と滝川結女がデビュー戦でゴール
先発にはMF北村美羽、MF滝川結女、FW矢形海優、FW愛川陽菜の初招集4人が名を連ね、GK浅野菜摘も代表デビューを飾りました。基本布陣の4-3-3が採用され、DFとFWの二刀流をこなす高橋はなが3トップの中央で攻撃の起点となりました。
前半22分、FW矢形海優がペナルティーエリア内で浮き球のパスに抜け出し、愛川陽菜のラストパスを受けて右足で先制点を奪いました。昨季はWEリーグ得点ランク2位の11得点を記録した矢形は、デビュー戦で国内屈指の決定力を示しました。
その3分後には、同じく初招集の滝川結女が追加点を挙げました。MF成宮唯がゴール右に抜け出してクロスを上げ、GKが弾いたこぼれ球を詰めてゴールを決めました。滝川はコンディション不良のMF土方麻椰に代わる追加招集でしたが、前半限りで交代するも上々の初陣となりました。
後半も攻勢を続けるなでしこジャパン
2-0で折り返した後半は、開始早々の3分に高橋はなが3点目を決めました。ショートカウンターからラストパスを受け、GKとの1対1を冷静に制しました。同25分には途中出場のMF吉田莉胡の左クロスがオウンゴールを誘発し、ダメ押しの4点目を奪いました。
守備面では、台湾に決定機を与えることなく完封。初招集組は吉田莉胡に加え、DF市瀬千里、FW大沢春花も後半からピッチに入り、計8選手が代表初出場を果たしました。
今後の展望
なでしこジャパンの公式戦勝利は2月のシービリーブス杯・米国戦以来5試合ぶり。海外組中心で臨んだ5~6月のブラジル、スペイン両遠征は3連敗を喫していました。今大会のメンバーは24-25年シーズンまで国内に所属した選手で編成され、選手層の拡大を図っています。
13日の第2戦は韓国代表と対戦します。今後の試合にも期待がかかります。
日本代表の先発メンバー
- GK: 浅野菜摘
- DF: 遠藤優、三宅史織、高橋はな、石川璃音
- MF: 北村美羽、成宮唯、滝川結女
- FW: 山本柚月、矢形海優、愛川陽菜
交代
- 上野真実(後0=滝川)
- 中嶋淑乃(後12=山本)
- 市瀬千里(後12=三宅)
- 吉田莉胡(後23=成宮)
- 大沢春花(後30=遠藤)