【バドミントン】渡辺航貴、ジャパン・オープン準決勝で敗れるも次への手応えを掴む
バドミントン男子シングルスの渡辺航貴がジャパン・オープン準決勝で敗れるも、今後の成長への手応えを掴んだ。

2025年7月19日、東京体育館で行われたジャパン・オープン第5日、バドミントン男子シングルス準決勝で、世界ランキング21位の渡辺航貴(26=BIPROGY)が同8位のアレックス・ラニエ(フランス)に0―2でストレート負けした。
第1ゲームでは、渡辺が先制点を取り、序盤はリードを維持。しかし、中盤から逆転を許し、19―21で落とした。第2ゲームでは、ラニエが優位に立ち、15―21で敗北となった。
試合前、女子シングルス準決勝で敗退した山口茜(28=再春館製薬所)ら日本選手からバトンを託され、「ラストサムライ、頑張ってきます」と意気込んだ渡辺だったが、力及ばず。167センチの彼は「体が小さい分、人一倍我慢しないといけない。もっと練習から意識を高く持っていきたい」と、今後の課題として〝我慢強さ〟を掲げた。
しかし、「最近、全然結果が残せていなかったので、ここまで来られたことは最近の自分にとって良いこと。今後につながる内容だった」と、手応えを口にした。さらに、試合前のアップから元気なラニエを目にし、「もっと(ラニエにように)次から気合を入れてやっていきたいなと逆に鼓舞された」と、黒星を許した相手からも学びを得た。
本命の世界選手権(8月、フランス・パリ)に照準を合わせる中で、今大会の経験を糧に中国オープン(22日開幕)での結果を目指す。