シダマツ、国内最終戦で準決勝敗退も笑顔「幸せな空間だった」 最後の世界選手権に向けて
シダマツが国内最終戦で準決勝敗退も、最後の世界選手権に向けて意欲を見せる。

「バドミントン・ジャパン・オープン」(19日、東京体育館)の女子ダブルス準決勝で、志田千陽と松山奈未のペア(再春館製薬所)がマレーシアのペアに0-2(13-21、11-21)でストレート負けを喫した。この試合は、8月の世界選手権(パリ)での解散を発表したシダマツにとって、最後の国内大会となった。
試合では、巧みなネット前のプレーに翻弄され、通算13勝1敗と好相性だった相手に完敗。松山は「すごく悔しい」と唇をかんだが、日本の大応援を受けながら戦ったことには「幸せな空間だった」と笑顔を見せた。志田も「ジャパン・オープンとしては出来すぎ。この1週間を通して、シダマツらしさは出せた」と続けた。
シダマツにとって最後の大会となる世界選手権に向けて、志田は「優勝を目指して、開き直ってシダマツらしさを出せるように」と力を込めた。2人は、最後の舞台で最高のパフォーマンスを発揮することを誓っている。
女子シングルスでは山口茜(再春館製薬所)と郡司莉子(再春館製薬所)がともに敗れ、男子シングルスも渡辺航貴(BIPROGY)は敗戦。全種目で日本勢が敗退する結果となった。
シダマツの最後の国内大会は、同大会で過去最高となる4強入りで終えた。2人は、最後の世界選手権に向けて、さらなる飛躍を目指している。