新妻遼己が5000Mで優勝、全国高校駅伝1区区間新を目指す
新妻遼己が全国高校総体5000メートルで優勝し、次なる目標として全国高校駅伝1区区間新を目指す。

新妻遼己、5000メートルで見事な優勝
2025年7月27日、ホットスタッフフィールド広島で行われた全国高校総体第3日、男子5000メートルのタイムレース決勝で、兵庫・西脇工の新妻遼己(3年)が13分50秒05の好記録で優勝を果たしました。
1500メートルでのリベンジ
大会初日の1500メートルでは、日本高校歴代3位となる3分40秒83を記録しながらも、山梨学院のフェリックス・ムティアニ(3年)に惜敗し、日本人トップの2位でした。しかし、今回の5000メートルでリベンジを果たし、高校日本一の称号を獲得しました。新妻は「留学生を交えてでも優勝できた。とてもうれしいです」と笑顔を見せました。
上位3人が日本人選手
宮城・仙台育英の菅野元太(3年)が13分51秒06で2位、福島・学法石川の栗村凌(3年)が13分51秒97で3位と、上位3人が日本人選手となりました。1500メートル優勝のムティアニは13分54秒07で4位でした。
積極的なレース展開
新妻はスタートから積極的にレースを進め、「後ろにつくという選択肢もありましたが、まずは最初の1キロを引っ張って、自分のレースにしようと思いました」と力強く試合展開を語りました。切れ味あるラストスパートも光り、勝利を勝ち取りました。
次なる目標は全国高校駅伝1区区間新
新妻の次なる目標は、「全国高校駅伝で1区区間新」です。昨年、1区で日本人最高記録をマークした早大の鈴木琉胤(1年)から、「次はおまえが越えろよ」と声をかけられたという新妻は、「期待に応えられる走りができたらなって思います」と確かな自信を持ってロードシーズンへ向かいます。