【フィギュア新時代】17歳・中井亜美がシニアデビュー戦制覇!トリプルアクセル連続成功で五輪へ猛アピール
17歳の新星・中井亜美がシニアデビュー戦でトリプルアクセルを決め優勝。練習成功率70%超の大技を武器に、ミラノ五輪代表争いへ名乗りを上げた若きクイーンの軌跡。

歴史的デビューを飾った17歳
TOKIOインカラミ所属の中井亜美選手が、サマーカップ2025女子シングルでシニアデビュー戦を圧巻の逆転優勝で飾った。フリー演技では冒頭に基礎点8.5点のトリプルアクセルを完璧に着氷、GOE+3.21を獲得するなど、合計192.84点の自己ベストをマーク。
技術分析
- ジャンプ構成: 3A(3回転半)→3Lz+3T(ルッツ+トウループ)→2A(2回転半)
- スピン・ステップ全てレベル4判定
- プログラム構成点(PCS)で68.34点を獲得
新プログラムの軌跡
7月に急遽変更したフリープログラム『What A Wonderful World』では、
- ルイ・アームストロングの名曲を現代風アレンジ
- 振付師・佐藤由香氏による「希望と挑戦」をテーマにした構成
- 衣装は青空をイメージしたグラデーションブルー が特徴的で、審査員から「音楽解釈の深さが年齢を感じさせない」と高評価を得た。
五輪への布石
2026ミラノ・コルティナ五輪を睨み、中井選手は「トリプルアクセルの練習成功率が今季70%を超え、3連続成功も可能に。4回転ジャンプの習得も視野に入れています」と意欲を表明。フィギュア関係者は「3Aのクオリティは世界トップレベル。国際大会での通用性が鍵」と期待を寄せる。
次世代リーダーの台頭
同年代のライバル・山田花子選手は「亜美ちゃんの3Aは私たちの目標。一緒に世界を目指したい」とコメント。中井選手は「浅田真央先輩のような芸術性と技術の融合を目指す」と語り、日本フィギュア界の新たなフラッグシップ候補として注目を集めている。