2017年ロンドン世界陸上:ファラーの3連覇と荒井広宙の銀メダル
2017年ロンドン世界陸上大会のハイライトを振り返る。ファラーの3連覇、荒井広宙の銀メダル、サニブラウンの活躍を紹介。

ファラーの圧巻のスパートで男子10000m3連覇
2017年ロンドン世界陸上大会で、モハメド・ファラーが男子10000mで見事なスパートを決め、前人未踏の3連覇を達成しました。ファラーはラスト1周で先頭に立ち、残り100mで2段階スパートを炸裂させ、26分49秒51のセカンドベストで優勝しました。これにより、ファラーは世界大会のトラックレースで10連勝を果たしました。
荒井広宙が男子50km競歩で銀メダル
男子50km競歩では、荒井広宙が銀メダルを獲得しました。荒井はレース中盤からトップ集団に食い込み、終盤まで粘り強い走りを見せました。最終的に、荒井は3時間41分24秒のタイムでゴールし、日本の競歩界に新たな歴史を刻みました。
サニブラウンが男子200mファイナル進出
18歳のサニブラウン・アブデル・ハキームが男子200mでファイナル進出を果たしました。サニブラウンは予選、準決勝を順調に突破し、決勝では20秒63のタイムで8位入賞を果たしました。若きスプリンターの活躍は、日本の陸上界に新たな希望をもたらしました。
その他の注目レース
- 男子5000m: ファラーは10000mとは異なり、スローペースのレース展開でエチオピア勢に阻まれ、2位に終わりました。
- 男子100m: ウサイン・ボルトがスタートで出遅れ、3位に終わりました。ガトリンが6大会ぶりに金メダルを獲得しました。
- 男子4×400mリレー: トリニダード・トバゴが米国を破り、大金星を挙げました。
新規種目の女子50km競歩
今大会から新規種目として導入された女子50km競歩では、イネス・エンリケスが初代女王に輝きました。エンリケスは中盤から中国の尹航と一騎打ちを繰り広げ、後半に突き放して勝利しました。